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『トップナイフ』が「モヤモヤ」すると不評? 盛り込みすぎで「あの後どうなった」「消化不良」の声も

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天海祐希

 天海祐希主演の土曜ドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(日本テレビ系、夜10:00~放送)の第6話が15日に放送され、平均視聴率が10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)であることが報道された。前回の第5話の平均視聴率9.1%からは1.0%のポイントアップとなった。

 本作は、林宏司氏による同名小説が原作の医療ドラマだ。東都総合病院で働く天才脳神経外科医の深山瑤子(天海祐希)が、病院に新しく赴任してきた外科医の黒岩健吾(椎名桔平)・小机幸子(広瀬アリス)・西郡琢磨(永山絢斗)の3人のまとめ役となり、医師としての苦悩や葛藤を乗り越えていくというストーリーだ。

※以下、ネタバレを含む

 第6話では、脳の腫瘍により自分のドッペルゲンガーの幻覚に悩まされている開業医・大澤卓司(山本浩司)と、切り落としたはずの腕に痛みを感じる「幻肢痛」を訴える患者・原田保(笠松将)、そして体が自分のものとは思えない「身体完全同一障害」により、切断しようとする女性・木元佐代美(吉田美佳子)が登場した。

 深山のかつての部下だった大澤は、認定試験の受験を承認してくれなかった深山への恨みを募らせ、エレベーター内で深山にナイフを突きつける。しかし、乗り合わせていた木元の容体が急変し、急遽エレベーター内で手術することに。木元の手術は無事終了、大澤は自分が認定試験を受けられなかったのは自分の精神的なもろさが原因であることを知る。その後、大澤は緊急手術を受け、自分のドッペルゲンガーに別れを告げる。元高校球児の原田は、自分のせいで仲間を甲子園に連れて行けなかった過去に苦しんでいたが、お見舞いに駆け付けたかつての野球仲間から温かい言葉をもらったことで、罪悪感から解放されるのだった。

 視聴者からは「エレベーターでの手術シーンとか斬新!深山と幸子のチームワークがいいのもグッときた」「エレベーターでなぜか乗り合わせちゃった来島(古川雄大)が終始焦ってるの面白かった」などの声が挙がっている。その一方で、「足を切りたい子は手術の後どうなったの?」「幻肢痛の人も足を切りたい人も、結局根本的な治療法はなくて、本人たちが乗り越えるしかないとか…何かモヤモヤする」「大澤の描写は多かったけど、ほか2人の患者の描かれ方が雑。人数減らして丁寧に掘り下げてほしかったな」という声も集まっている。

 「本作では、毎回1~2人の患者が登場しますが、今回は3人でした。いつもよりも人数が多く、さらに深山の過去や黒岩のエピソードも盛り込まれていたこともあり、一つ一つの症例を描き切れなかったのではないでしょうか。『詰め込みすぎて消化不良だった』という声も多いですが、一部の視聴者からは『複雑だけど、見どころ多くて全然飽きなかった』『今回の話は、患者を手術して病状を解決するっていうパターンじゃなくて、患者が症状とどのように付き合っていくのかってことがちゃんと描かれていて感動した』『手術してめでたしめでたし!っていうキレイごとで終わらない感じが、何か新しい』という称賛の声も挙がっています」(ドラマライター)

 次回の第7話では、頭部打撲により人の顔が判別できない「相貌失認」に悩む患者と、深山の娘・真実を中心に話が進んで行くようだ。今回よりも症例が少ないため、視聴者からの期待の声も大きい。今後の展開に注目したい。

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