昨年7月に創設された琉球は特定の独立リーグには所属せず、日本野球機構(NPB)が将来参入枠を拡大した場合に新規球団として加盟することを目標に置いているチーム。創設から現在までに9名の元NPB選手が加入しており、今回の村中は10人目の加入となる。
琉球は12日に球団の公式ツイッターに投稿し、「記者会見のお知らせ 2月14日 15:30から沖縄県県庁にて、元NPBの新入団選手発表およびお披露目と、重要な契約締結に関し記者会見を行います」と告知。
また、「報道機関の皆様、参加をお願い致します」と、各メディアに記者会見への参加を広く呼びかけてもいたため、ネット上のプロ野球ファンの間でも「誰が入団するんだ?」と話題を呼んでいた。
今回琉球に入団した村中はプロ1年目の2006年から2019年までヤクルトでプレーし、「199登板・46勝55敗・防御率4.30」といった通算成績をマークした投手。2019年限りでヤクルトを退団した後はニュージーランドの球団であるオークランド・トゥアタラに所属し、オーストラリアで開催されたウインターリーグに参加していた。
2月4日に日本に帰国したという村中は、「ネットでは色々と騒がれていたんですが、すみません僕です」と報道陣の笑いを誘いつつ、「これからエース格になれるかは分かりませんが、頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。
取材・文・写真 / 柴田雅人