まず、今年は秋に開催される新日本プロレス最強戦士決定戦『G1クライマックス30』の関西地区大会日程がアナウンスされた。今年のG1は、開幕から大阪2連戦!9月19日、20日の両日に渡って、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)にて開催される。ここ数年、G1は府立で2連戦を行っているが、開幕となるとブシロード体制になってからは初となる。
さらに、9月27日には兵庫・神戸ワールド記念ホール大会、そして10月10日には再び大阪府立体育会館に再上陸することも発表された。既に、10月16日から18日まで東京・両国国技館3連戦の日程が発表されている、初の秋開催となるG1だが、記念すべき30回大会も約1か月に渡る過酷なツアーになるのは間違いなさそうだ。
また、地上波の放送時期が地域によって異なることから、放送が追いつく(追い越す)などの理由により休止中だったBS朝日『ワールドプロレスリングリターンズ』が、4月より1時間枠で復活することが発表された。この番組は、テレビ朝日系列で全国放送されている『ワールドプロレスリング』(30分枠)に、入場シーンをノーカットにしたり、選手が試合を振り返るコメントを追加収録して再編集するなど好評だった。日本全国同時間で見れることが地方のファンの支持を得ていたのも確かで、先日放送された1.4、1.5東京ドーム大会の特番も反響が大きかったという。今回は昭和の新日本ファンには懐かしい“金曜8時”に放送されるとあって、大阪城に集まったファンからはどよめきが起こっていた。
そして、昨年4月にアメリカROHとの合同興行として初進出したアメリカ・ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)への再進出が決定。オリンピック閉会式とパラリンピック開幕式の狭間となる日本時間8月23日に『WRESTLE DYNASTY』のタイトルで開催される。発表されたロゴにはROHのマークはなく、今回は新日本の単独開催が濃厚だ。
7月の北海道ツアーに続いて、8月のMSG、9月のG1開幕戦が発表されたことで、2020年の新日本プロレスの骨格が見えてきた。さらなる新日本にしか出来ない追加発表を待ちたい。
(どら増田)