問題となったのは、辻が5日に投稿したツイート。その中で辻は「パリの友人から『死にたい』とメール」と切羽詰まったメールが来たことを明かし、辻は返信として、「死にたい死にたいってのは、生きたい生きたいの裏返しだよ。周りに死をちらつかせるというのは自分はここにいると訴えてるんだよ。わざわざぼくにそんなこと言って、生きたい自分を確認してるに過ぎない。だから大丈夫。君は絶対死なないから」とその友人にメールを送ったことを明かしていた。
友人を元気づける目的で送ったと思われるその言葉だが、辻の元には、「自分が励まされているようで元気が出ました」「死にたいを繰り返す人は、『大丈夫、君は死なない』の一言が聞きたいのかもしれませんね」という肯定的な声が集まっていたものの、一方では、「本当に死にたいと思ってる人の気持ちが分かってない」「こんな返信されたら死ねってことかって思います」「ここで言ってる『死にたい』は『助けて』って意味ですよ…」という批判的な声も多く見受けられた。
「また、心療クリニックに勤めていたり、その分野について勉強をしているというネットユーザーなどからは、『臨床心理士のマニュアルでは絶対言ってはいけない言葉』といった指摘も集まっており、本気で自死を考えている人にとっては逆効果で、『救いがない』と思ってしまうとのこと。辻は『君は絶対死なない』というメッセージを送りたかったようですが、多くのネットユーザーが注目したのは『死にたい死にたいってのは、生きたい生きたいの裏返し』という指摘で、藁にもすがる想いで訴えている友人を突き放しているように見えると、批判されてしまっていました」(芸能ライター)
さらに、メールの文面を晒したことや、ポエム調に変身したことも、ネットユーザーの苦言を集める一因だったよう。多くの賛否が集まっていた。
記事内の引用について
辻仁成公式ツイッターより https://twitter.com/TsujiHitonari