番組の制作を手掛ける読売テレビは降板の理由を、「みのさんご本人の意向もあり、後進に道を譲られ、ご勇退されることになりました」と発表した。
同番組は現在唯一のレギュラーで、降板によってみののレギュラー番組が消滅。水道メーターの製造販売を手掛ける会社の経営者という顔も持っているため、今後はそちらに専念すると思われるが、芸能界を引退する意向はないというのだ。
発売中の「女性セブン」(小学館)の直撃に対しみのは、「自分が今の人たちの会話のテンポに合わなくなってきたなと思っていて…もうすぐ喜寿(77才)だから」などと降板の理由を説明。
しかし、もっと早い段階で仕事に対する意欲をすっかり失ってしまったというのだ。
「13年9月のこと、みの自身が“コネ入社”であることを公言していた、当時日テレ社員の次男が窃盗未遂容疑で逮捕され、その翌月に諭旨解雇処分を下された。当時、みのはTBS系の2つの報道番組でMCを務めていたこともあり、メディアは一斉にスクラムを組んでみのバッシングに走った」(ベテラン芸能記者)
当時の報道を振り返ると、次男逮捕の直前に浮上していたTBSの女子アナに対するセクハラ疑惑など、その身辺について洗いざらい書き立てられた。さらに、神奈川・北鎌倉にあるみのの大豪邸を空撮してあれこれ検証するメディアまであった。みのは13年10月末に会見を行い、報道2番組の降板を発表する事態に追い込まれたのだ。
「当時、年収は10億円超えだったが、大減収。しかし、年収以上に、みのはテレビに対する情熱を失い、『ケンミンSHOW』ではほとんど発言しなくなり、うたた寝している時もあったほど」(日テレ関係者)
まさに、今が引き時だったようだ。