☆ヴァンタブラック
2020年1月25日(土)京都第6Rダート1800m戦に出走予定のヴァンタブラック。馬名の由来は「世界一黒い物質。父名と母名より連想」。牡、青鹿毛、2017年2月21日生。栗東・須貝尚介厩舎。父ブラックタイド、母プチノワール、母父Singspiel。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はシルクレーシング。愛馬会法人・シルク・ホースクラブの募集馬で総額5000万円。半姉には12年阪神JF(GI)を勝ったローブティサージュ(父ウォーエンブレム)がいる。もともと馬格はあったが、ここにきて身が入ってきており、走るブラックタイド産駒の特徴である成長力を見せている本馬。胸に深さがあり心肺機能は高そうだが、トモにはまだ緩さがあり速い脚という点ではまだ物足りなさが残る。それでも軽さがありバランスの良い走りをしており、ゆくゆくは芝の中長距離で活躍が見込めるだろう。切れよりもじわじわと伸びるタイプで、父の代表産駒であるキタサンブラックのような先行して粘り込む競馬が向いていそうだ。なお、鞍上はC・ルメール騎手。
☆マイネルエルガー
2020年1月25日(土)中山第6R芝2000m戦に出走予定のマイネルエルガー。馬名の由来は「冠名+英国圏の人名より」。牡、栗毛、2017年2月13日生。美浦・畠山吉宏厩舎。父ゴールドシップ、母ストークアンドレイ、母父クロフネ。生産は新冠町・ビッグレッドファーム、馬主はサラブレッドクラブ・ラフィアン。愛馬会法人・ラフィアンターフマンクラブの募集馬で総額2000万円。母は12年函館2歳S(GIII)の勝ち馬。近親には01年日本ダービー(GI)、ジャパンC(GI)を勝ったジャングルポケット(父トニービン)がいる。本馬は父ゴールドシップに似たどっしりとした馬体のシルエット。立ち姿では四肢がしっかりと上体を支えており、体幹が良いということだろう。トモの容積もあり、中身が伴ってくれば見栄えのする好馬体になりそうだ。追い切り毎に動きが良化しており、一度使われればなお良さそう。父のように長く良い脚を武器に活躍しそうだ。なお、鞍上は松岡正海騎手。
※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン~狙ったレースは逃さない!~」も担当している。