独身芸人の番長格とも言える今田耕司や、それに続くナインティナインの岡村隆史は有名すぎる独身芸人であろう。その陰に隠れて目立っていないが、独身芸人キャラがすっかり板に付いているのが有吉弘行である。
有吉は1974年生まれであり、今年46歳を迎える。現在も多くのレギュラー番組を持つ売れっ子芸人である。オードリーの春日俊彰の結婚時には、『ぶらサタ・有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)で共演した際に「おめでとうございます」と祝福を向けるも、「また行っちゃったか」と悔しさをにじませ、馴染みの定食屋のおばちゃんから見合いをすすめられたエピソードも披露された。メイプル超合金の安藤なつの結婚時には、「やっと『出荷先』が決まりましたね」と毒舌ユーモアメッセージも話題となった。そんな有吉に結婚のイメージがないのは、私生活の素性にも起因していそうだ。
「有吉は酒好きとして知られています。女性のいるキャバクラのような店よりも、後輩芸人を連れ立って安めの店で飲むのが好きなようですね。さらに、テレビではそれほど語りませんが、ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)では、性風俗通いを公言しているほか、リスナーからの『中学生レベル』の下ネタメールも嬉々として読み上げています。根がそうしたタイプなのでしょう」(芸能関係者)
有吉は猿岩石解散後、毒舌あだ名芸で再ブレークを果たすまで、全盛期の貯金を切り崩す生活をしていた。その時も芸人にありがちな「女性に食べさせてもらう」といった経験はないようだ。元相方の森脇和成が社長に可愛がられるタニマチ気質に対し、有吉には孤高のイメージが伴う。
「もちろん、彼も全くモテないと言うわけではないのでしょうが、それを表に出すことを良しとしていないのでしょう。有吉の毒舌芸の元になった『口の悪さ』は本来のキャラクターに起因するものですから、結婚して良き家庭人となるのは、現在のタレント性を否定することにもつながりかねません」(前出・同)
芸人にとって、「独身」もひとつのキャラなのは確かだろう。有吉の場合、それを捨てるデメリットが大きいと言えそうだ。