民放ドラマで初回から4週連続20%超えは2008年4月期の「ごくせん」(日テレ系)以来という好調ぶりだが、その要因の1つとして男女、年齢問わず好かれる福山のファン層の厚さがある。
「主役が若年層や女性、男性限定の人気だと、10%超えるのがいいところ。それ以上の数字を獲得するには幅広い層に受け入れられていないと無理です」(テレビ誌ライター)
そんな福山だけに、タレント仲間にも、いいアニキぶりを見せているのはよく知られるところ。
「TBS系ドラマ『とんび』の打ち上げにごまおやきとビール約100人分を差し入れ。事務所の後輩、佐藤健が主演で、福山は主題歌を担当していたのですが、普通、自分が出ていないドラマにそこまではしません。また、ラジオ番組『福山雅治のオールナイトニッポン』を高校時代に愛聴していた市川猿之助の襲名披露には数百万円の祝幕を寄贈し、話題となりました」(女性誌ライター)
当然、スタッフ受けも良く、現場の士気が上がるのも、「ガリレオ」好調の背景にあると思われるが、もう1つ意外な要因があるという。
「『ガリレオ」撮影中、福山のところに子役の鈴木福があいさつにきたんです。福くんは隣のスタジオで『一休さん2』の撮影をしていたそうですが、実は、ドラマの現場に福くんが来ると、文字どおり“福が来た”ということで、縁起がいいと言われているんです。『ガリレオ』の好調は“福くん効果”かもしれません』(前出・テレビ誌ライター)
ただし、こどもの日に放送された「一休さん2」の視聴率は8.7%と、振るわなかったようだ。