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北海道警の警部補が女子中学生の自宅でわいせつ行為

 北海道警監察官室は6月26日、女子中学生にわいせつな行為をしたとして、道警札幌白石署刑事1課強行犯係長の警部補・中山洋介容疑者(34=札幌市白石区本通)を、強制わいせつの容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は、今月20日午後8時から同10時の間、同市内の中学校の女子生徒宅で、女子生徒に対して抱きついたり、キスをするなどのわいせつな行為をした疑いがもたれている。

 中学生の母親が同日、知人の警察官に相談して発覚した。容疑をおおむね認めているが、一部あいまいな供述もしている。

 道警によると、中山容疑者は、凶悪事件や性犯罪などの捜査を担当。女子生徒が以前、同署に相談に訪れた際、中山容疑者が対応し、面識があったという。

 事件当日、なぜ中学生の自宅を訪れたのかや、過去にどのような相談を受けていたかについて、道警本部では「被害者の特定につながるおそれなどがあり、公表を控える」としている。中山容疑者は事件当時、勤務時間外だった。

 中山容疑者は03年に道警に採用され、11年4月に現在の札幌白石署の刑事1課強行犯係長となった。

 道警監察官室の安部雅弘室長は「警察職員としてあるまじき行為であり、厳正な処分をする」とのコメントを出した。

 女子生徒がどのような被害相談をしたかは明らかにされていないが、それにつけ込んで、わいせつ行為をはたらくなど、警察官として許されるものではない。
(蔵元英二)

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