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スプリングS フライングアップルが直線一気

 「善戦マン」の汚名返上だ。18日、中山競馬場で行われた皐月賞TR「第56回スプリングS」(GII 芝1800m)は、横山典騎乗のフライングアップルが、1番人気に応えて勝利。(2)(4)(3)着とあと一歩届かなかった重賞タイトルをようやく手にした。勝ち時計は1分49秒0(良)
 やや出遅れ気味のスタートで、この日はなんと初体験の最後尾からの競馬だったが、結果的にはこれが吉と出た。最後の直線で他馬が馬場のいい外側へ進路を取る中、4角でインに潜り込んだアップルの目の前が見事にポッカリあく。あとは突き抜けるのみだった。
 待望の重賞初Vに「久々のクラシック。気合を入れてやります」と藤沢和師の口調は軽やかだ。一方、「今日は寒くてまだ(体が)硬かったし、暖かくなればもっと良くなりそう」とは横山典騎手。本番まで残り約1カ月…今回はこれまでと比べて相手が小粒だっただけに、本番ではあらためて真価が問われることになりそうだ。

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