「『マルモ』と同じクールの月曜午後9時、つまり月9『幸せになろうよ』に主演していたのが香取(慎吾)くんでした。SMAP人気のわりに視聴率はさっぱりだったんですよ。でも、『マルモ』のおかげで話題になることがなかった。本当なら『もうSMAPのドラマでは視聴がとれない』なんて書いてくる週刊誌もあったでしょうから」と話すのはテレビ関係者。
「幸せになろうよ」は人気グループSMAPの香取慎吾(34)が主演。離婚率ゼロを誇る結婚アドバイザー高倉純平(香取)が、恋愛マニュアルの通じない謎の女性・柳沢春菜(黒木メイサ)とイケメン弁護士・矢代英彦(藤木直人)との間で展開するドラマ。最終回は6月27日に放送され、視聴率は10.9%だった。前出の関係者は話す。「月9の最終回で10%を切ろうかという数字は、ドラマとしては大失敗ですね。もう香取くんでは視聴率が取れないと思われても仕方のない数字」
実はこの「幸せになろうよ」は、ずっと“低空飛行”を続けていた。第5話で視聴率9.7%とついに10%を割り込んでいたのだ。「月9で視聴率がヒトケタになったのは、09年春に放送された『婚カツ!』第10話(8.8%)以来の出来事です。ちなみに主演はおなじくSMAPの中居くんでしたがね(笑)。しかし、今回の『マルモ』の20%超えで話題はそっちにいってしまった。本来なら怒るところですが、この業界『子供と動物にはかなわない』と言われてますので怒れない。しかもドラマ制作の予算が縮小傾向のなか、このクールのドラマ惨敗ならフジテレビ社内でも、その動きに拍車がかかりそうだったので、ドラマ制作者も『マルモ』がなかったら? とゾッとしてるところじゃないですか。もちろん香取くんも」(前出の関係者)
子役人気にSMAPが救われたということか。