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「画面フリーズで架空請求」の詐欺が急増中

 利用した覚えのない料金を請求される、いわゆる架空請求による被害総額は、今年1月から7月までで10億3227万円になった。昨年の同じ時期に比べて半分ほどに減ってきている(警察庁調べ)。

 しかしながら、相変わらずアダルトサイトなどの有料サイトを名目にした形で被害に遭うケースが多く、気を抜けない状況が続いている。
 今月、東京都から発表された緊急消費者被害情報によると、利用者のパソコンにウィルスを混入させ、画面をフリーズさせて金を払うように仕向ける架空請求の被害が広がってきている。
 この「画面フリーズ詐欺」ともいうべき手口では、まず無料のアダルトサイトなどにアクセスさせて、利用者のパソコンに不正なプログラムをダウンロードさせる。その後、利用料金を請求する画面を表示しフリーズさせ、金を支払わせるのだ。家族や同居人らと同じパソコンを使っている利用者らは、アダルト料金の画面を閉じたいという思いから、つい高額な利用料金を払ってしまうという。

 このような、利用者の意思に反した形では契約自体が成立していない。くれぐれもこのような架空請求に対して、精神的に動揺して金を支払ったり、サイト運営者に連絡を取って自らの電話番号などの個人情報などを教えるなどのことがないようにしたいものだ。

(「悪徳商法記者」多田文明)

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