舞台あいさつには大東駿介、松井愛莉、瑠東東一郎監督、原作者の郷力也も出席。大阪のミナミの繁華街が舞台とあり、千原は登壇すると、「15の頃から多感な時期をミナミで過ごしていて、その頃は板尾さんの後ろにくっ付いてよく歩いていた。それが映画になって、東京でかけてもらえて…本当に嬉しい」としみじみ。
映画については同日公開の綾瀬はるかの映画を引き合いに「ザ・大阪のコテコテの映画。ちょっと濃すぎると思った人は、この後『本能寺ホテル』を見に行ってください。そうすればちょうど良くなると思います」と笑顔でアピール。
板尾も若き日の千原を述懐。「ジュニアは吉本に入って来た時、(兄の)せいじがよく自転車を運転して、ジュニアが荷台に立っていて…それがトーテンポールみたいでね。怖い顔した兄弟やったんです。何しに吉本入ってきたんやって。ケンカしに来たんかなって」とニヤニヤ。「僕は先輩ですから(千原に)お金は借りたことないですけど映画の中ではお金を借りるんです。なんか変な感じでした」と感慨深げに話していた。
(取材・文:名鹿祥史)