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視聴率であっさりキムタク・菜々子を抜き去った「半沢」堺雅人

 初回から回を重ねるごとに視聴率がアップしていた、堺雅人主演のドラマ「半沢直樹」の22日に放送された最終回(第10話)の平均視聴率がビデオリサーチの調べで関東地区では42.2%、関西地区では45.5%を記録したことを各スポーツ紙のサイトなどが速報で報じた。

 記事をまとめると、関東地区の視聴率では、キムタクことSMAPの木村拓哉主演のTBS「ビューティフルライフ」(00年)の最終回で記録した41.3%を抜き、平成(89年以降)の歴代ドラマ1位の座を奪取。松嶋菜々子主演の日本テレビ「家政婦のミタ」(11年)の最終回40.0%もあっさりと抜き去ってしまった。

 また、関西地区で民放の連ドラが視聴率40%台を記録したのは、泉ピン子主演のTBS「渡る世間は鬼ばかり」(94年)の41.0%以来19年ぶり。ビデオリサーチが調査を開始した77年以降、同地区の民放連ドラ史上1位に輝いたというのだ。

 「ドラマのヒットに伴い、堺演じる主人公が劇中で連呼した『倍返し』は流行語大賞の候補となり、関連グッズは軒並み完売状態。最終回のラストはハッピーエンドではなく、続編の制作を示唆するまさかの演出だった」(テレビ関係者)

 ドラマ界の“金字塔”を次々と塗り替えてしまった堺。10月からは破天荒な弁護士役で主演のドラマ「リーガル・ハイ」(フジテレビ)の新シリーズがスタートするが、今後、各局の間で堺の“争奪戦”巻き起こることは必至だが、となると、その“しわ寄せ”を受けるのかこれまでの主役級の役者陣だという。

 「特に、堺に視聴率記録を抜かれたキムタクと菜々子はギャラが最高ランクにもかかわらず、もはや堺以上に数が取れる作品とのめぐり合わせが期待できない。キムタクは不運にも『半沢直樹』と同枠で10月から主演ドラマ『安堂ロイド 〜A.I. knows LOVE?〜』がスタートするが、早くも視聴率が不安視されている。一方、菜々子は『家政婦のミタ』の成功でギャラを吊り上げてしまったためオファーがない状態。日テレは何度も菜々子サイドに『家政婦のミタ』の続編を打診するも菜々子サイドは『1つの役のイメージが固まるのはイヤ』と決してクビをたてに振らないようだ」(芸能記者)

 主演の「DOCTORS」シリーズ(テレビ朝日)がヒットした沢村一樹や堺ら今後もどんどん新しい“ドラマの顔”が台頭しそうだ。

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