JR両国駅を国技館に近い西口で下車。改札を抜けて右手に進めば国技館はもう目の前だ。左手の大通り(通称・国技館通り)沿いには、歴代横綱の手形を埋め込んだ力士像が距離を置いて9つ並んでいる=写真。いずれの像も横綱の土俵入りを再現しており、設置場所によってポーズは異なる。
墨田区の公式HPによると、この横綱手形モニュメントは「歴史と文化の散歩道」環境整備事業の一環として、日本相撲協会の協力を得て設置したもの。両国の個性を生かした道づくりで、地域活性化に役立てる狙いという。
モニュメントには、ホームベース型の土台4面の上下段計8枠に、しこ名と横綱在位期間を併記した手形を埋め込んでいる。駅に最も近い像の土台には、貴乃花(横綱在位平成8〜15年)、曙(同平成5〜13年)、三代若乃花(同平成10〜12年)、北勝海(同昭和62〜平成4年)、武蔵丸(同平成11〜15年)の5横綱の手形がある。
おやっ、お兄ちゃんの三代若乃花は左手の手形なのに弟・貴乃花は右手だぞ…などと小さな発見もあった。空いている3枠には引退した順に朝青龍、白鵬の手形が入る。手の大きな人も小さな人も、歴代横綱と大きさ比べの散歩をして、少し腹を減らしてちゃんこ店に行くといいかも。