清原は本作で、主人公なつ(広瀬)の疎開先の家族の長男で、北乃きい演じる阿川砂良の夫である柴田照男として出演している。ぶっきらぼうながらも、頼りがいのある兄貴分であるの照男を熱演し、視聴者からは「照男兄ちゃん」と呼ばれ、親しまれている。
照男は農家の息子ということで、本作で清原は、いつも泥だらけで田舎息子っぽさのある、親しみやすいキャラクターのイメージが強い。しかし、5月9日に朝ドラ放送後のNHK番組「あさイチ」に出演した際は、爽やかな白シャツにパーマがかった髪という、都会的でスタイリッシュな姿を見せた。さらに、同番組の北海道ロケでは、たどたどしい食レポを披露。
視聴者からは「食レポ、不慣れな感じが可愛すぎる」「照男のイメージと真逆じゃん!正統派イケメンじゃん!」「どことなく、若い頃の綾野剛に似てるな。独特の雰囲気がある俳優さん」と、役とのギャップに驚く声が挙がった。
清原は、人気男性ファッション雑誌MEN’S NON‐NO(集英社)のモデルとして芸能界デビューした1993年生まれの26歳。93年生まれといえば、神木隆之介や山田涼介、菅田将暉など、人気俳優が勢ぞろいの、いわゆる“華の93年組”と呼ばれる世代だ。
2017年には人気ドラマ『兄に愛されすぎて困ってます』(日本テレビ系)に出演し、今年5月公開の映画『うちの執事がいうことは』では、準主人公のポーカーフェイス執事、衣更月蒼馬をクールに演じた。さらに、現在放送中の『インハンド』(TBS系)の6話では、ゲスト俳優として出演し、変人な陸上選手、野桐俊を演じ注目を集めた。
「清原は、身長185cmに切れ長の目というクール系な印象を持たれがちな俳優でしたが、本作では素朴で人間味あふれる照男を演じ、その演技が高く評価されるようになりました。綾野剛のような、独特の存在感を持つ彼ですが、今後もさらに役の幅を広げていけば、より多くの人の注目を集めるようになるでしょう。主演を務めるのも時間の問題ですね」(ドラマライター)
清原は、窪田正孝や岡田将生、山崎賢人が所属する芸能事務所、スターダストプロモーションに所属している。先輩俳優と同じように、ドラマや映画で主演を務めるほどの成長が期待されるだろう。今後も彼の活躍に期待したい。