今回の写真集は、旅をライフワークにしている西内が、大島氏と共に、キューバを訪れて撮影した写真をまとめたものとなっている。米国との国交が回復したとはいえ、まだ同国の町並みは1960年代で止まったような印象を受けるとのことで、西内は「旅をするだけではなくて、その国々の文化を、続けて伝える仕事ができたらと思っていた」と語った。
現地ではトラブルもあったそうで、大島氏は「3日目の宿が取れていなことが現地で判明しまして、Wi-Fiも使えないので、歩きながら宿を探しました」とコメント。また西内は、「タクシーを1日レンタルしたんですね、私達の感覚で3万円お支払いしたら、なんとキューバでは(3万円が)年収…。いろいろ難しいなと思いました」と回想。さらに、「あと、タクシーに女性が乗っていて、乗り合いかと思ったら(運転手の)奥さんで、文化の違いって面白いなって思いました(笑)」と現地でのエピソードを振り返った。
今回の写真集は大島氏がインターネット上で「クラウドファンディング」を利用して資金援助を募り制作。第二弾の計画もあるそうで、次に行ってみたい場所について西内は、「アフリカに行ってサプール(コンゴで有名なファッションの集団)に会いたい」と話した。(斎藤雅道)