毎年、紅白の司会は大きな話題となるが、今回、女優の有村架純が選ばれた理由は、来年のNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロインに決定していることから、そのプロモーションのための選出ということは非常にわかりやすい。しかし、一方の相葉の選出には不可解との声も少なくない。
「NHKに貢献している人物が選ばれることが多い紅白の司会。昨年はV6の井ノ原快彦であったが、彼は朝の情報番組『あさイチ』のキャスターを担当。これで起用となったことはわかりやすかったが、相葉にはなにがあるんだと首をかしげたくなるというのが正直な感想。そもそも彼に司会のイメージはない」(業界関係者)
そんな不可解な状況の中、相葉の司会起用はファン以外からは厳しい声があがっている。その大きな理由はジャニーズ事務所のゴリ押しという見方。そもそも、平成20年、21年はSMAPの中居正広、22年から26年は嵐。そして昨年はV6の井ノ原快彦。10年近くジャニーズ事務所から選ばれている。これを事務所の紅白の私物化と見る視聴者は少なくない。
ちなみに、今年は解散するSMAPが最後に紅白歌合戦に出場するかどうかも注目を集めているが、現在のところ、SMAPの出演は、ほぼないとの見方が大勢だ。ただ、相葉が司会となったことで、「SMAP出演とのバーターでは?」と期待する声もあり、もし、SMAPが出演するのならば、相葉の司会も許せるようだ。
とりあえず、相葉には、紅白歌合戦の司会を滞りなく勤め上げることが最低限、求められていることだけは間違いない。