さて、今週は「第20回マイルグランプリ(SII)」が大井競馬場でおこなわれます。今年は中央から移籍してきた日本ダービー2着馬スマイルジャックや、昨年マイル路線で頭角を現し、約1年ぶりのレースを一叩きされたゴーディー、南関クラシックを賑わせたソルテ、韓国競馬で勝利を挙げたトーセンアーチャーと、バラエティーに富んだメンバーが出走します。各馬が築き上げてきた意地や誇りの激突を見逃すな!
本命は今度こそ仲良く走って重賞制覇だジョーメテオ。前走は久々にやんちゃな面を見せてしまい、鞍上との折り合いが付かず敗れましたが、鞍上がジョーメテオのかたちに拘りすぎてしまったため、折り合いを欠いたことが大きな敗因。土田晃之もテレビで時々昔のやんちゃな面を出してしまい、出演者とバチバチみたいな時があり、やはりタイプが似ていますね。しっかりと折り合った時は、南関東移籍初戦で見せた強烈な末脚が使えます。この時勝ったセイントメモリーは、次走中央との交流重賞でも勝利を収めており、能力の高さはお墨付き。そのセイントメモリーと0秒2差の2着ですから本馬にも重賞級の力があるのは間違いありません。中一週での強気な参戦だけに力が入っているのは明 らか。ここで初重賞制覇を決めてもらいましょう。
相手はソルテ。3歳馬にしてすでに重賞を2勝しており、羽田盃2着、東京ダービー3着と、現3歳世代ではトップレベルの力を持っています。ここ3戦はSIやJpnIとレベルの高いメンバーとのレースで、勝利を挙げられていませんが、惜しい競馬が続いています。ひと夏を越して馬体はさらに充実し、決め手にますます磨きがかかってきました。マイル重賞を勝っているように、本質的にはマイルくらいが合いそうで、ここは来年に向けて好スタートを切りたいところです。
▲は展開が向きそうな昨年の上がり馬ゴーディー。昨年は5戦連続連対の末、重賞初制覇を飾りまさに上がり馬でした。その後1年2ヵ月ぶりのレースとなった前走でしたが、長期休養明けとしては上々の内容で、一度叩かれた今回は上昇度が高く、勝ち負けになってもおかしくありません。
以下、2走前に本命馬を破って勢いに乗っているトーセンアドミラルまで。
◎(15)ジョーメテオ
○(1)ソルテ
▲(6)ゴーディー
△(12)トーセンアドミラル
買い目
[馬単]6点
(15)⇔(1)(6)(12)
[3連単]6点
(15)→(1)(6)(12)→(1)(6)(12)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。