人気漫画家・東村アキコ氏の同名漫画を実写化した本作。32歳、派遣社員のパラサイトシングル・濱鐘子(杏)が、一人旅に向かう途中で25歳のイケメン男子・伴野丈(宮沢氷魚)と出会い、はずみで既婚者のふりをしてしまうというストーリー。第1話では旅先の博多を一緒に巡るうち、鐘子は丈に心奪われていく。そんな中、丈から「僕と不倫しませんか?」と誘われ――という展開が描かれた。
原作で、鐘子と“偽装不倫”するのは韓国人のジョバンヒ。一人旅の行き先は博多ではなく韓国であるなど、原作との相違点も少なくない。放送後、設定に対するツッコミが多く寄せられた。
「杏演じる鐘子は婚活を3年間続けたものの結果が出ずに挫折。恋愛経験も乏しく全くモテないという役どころですが、もともとモデル出身でスタイルも良く、美人系の杏について『モテない設定は無理がある』という声が殺到。プライベートでは3児の母である杏ですが、本作の番宣でも子どもとのエピソードや、夫で俳優の東出昌大の話をよく持ち出しているということもあり、いまいち役になじんでいないと感じた視聴者が多かったようです」(芸能ライター)
また、“年下イケメンとの恋愛”を描いた点にも疑問の声が多く上がっていた。
「作中、鐘子は“年下イケメン”である丈に対して過剰に卑屈になり、『(自分の年齢に)引くでしょ?』『なんで私なんかと不倫したいの?』と聞いたり、『こんな私がこんなイケメンと一晩過ごせるなんてラッキーパンチ』と考え、丈とのワンナイトラブに挑もうとする場面もありました。しかし、鐘子自身が自分を下げて丈を過剰に持ち上げる展開に視聴者からは『頭悪い上にプライドなさすぎ』『女性が年下イケメンと出会って浮かれる設定、女がバカって言われてるみたい』といった苦言も。主人公は実際に不倫しているわけではありませんが、このご時世に似つかわしくない設定であることは確かなようです」(同)
早くも視聴者の反感を買ってしまった本作。第2話はどのような展開になるのだろうか――。