日テレのキャスターは荒川静香と荻原次晴。またスペシャルキャスターとして嵐の桜井翔も現地入りする可能性もあるという。桜井翔は夏季五輪でも現地リポーターとして起用され、その時にちょっとした事件があった。「競技を終えた選手をインタビューしていたのですが、カメラは選手ではなく桜井翔ばかり追っていました。外国のマスコミがみな首をかしげていましたね」(テレビ製作会社社員)。今回、カメラは桜井翔と選手、どちらを追うのかも注目だ。
タレントキャスターを起用しないという異例の展開となったのはフジテレビ。平井理央アナウンサーなど局アナ五人を現地に派遣、東京では三宅正治アナがスタンバイ。一番お祭りが大好きな局がタレントキャスターを起用しないというのは驚きだが、「フジの女子アナなんてタレントみたいなものでしょ。今までのフジが一生懸命女子アナをタレント化させ、その成果が局アナだけで十分な“予算削減策”となったのでしょう」(テレビ局関係者)。
NHKは鈴木奈穂子アナと、タレントのベッキーがキャスターを務める。鈴木奈穂子アナは法政大学卒で、明石家さんまもお気に入り。NHKの新エース的な存在だ。言うまでもなくベッキーは好感度の高いタレント。「ベッキーは各局争奪戦になる可能性もありましたが、NHKは予算も不景気も関係ないですから。こんな時期は強いですね。実は一番お祭り気分で盛り上がっている局かもしれません」(テレビ局関係者)。
またTBSはSMAP中居正広がメインで高橋尚子、村主章枝、大菅小百合がゲスト出演、テレ朝は松岡修造、局アナの武内絵美、テレ東はV6の井ノ原快彦が務める
目立つのはジャニーズタレントの起用が多いことだ。「ジャニーズのタレントはそのレベルの割には安く使えます。ある意味で経費削減の一環でしょう。同じように元スポーツ選手を起用しているのも割安だからでしょう」(テレビ局関係者)
五輪という世界中のお祭りをお祭り騒ぎできない各局。ただ、今までの五輪報道にうんざいりしている視聴者から見れば喜ばしいことなのかもしれない。