5月5日に開催される同大学の恒例行事で、ゴールドマンさんはその名誉を授与される。SAICファッションデザイン科の主任ニック・ケイブ氏は、今回の選出理由を、「イクラムはこの賞にピッタリです。彼女はファッション界だけでなく、芸術や文化という点においても見識を備えています。見識とは、現在だけに影響するのではなく、将来を見据えたものです。イクラムはその才能を持っています。これから成長しそうなものや、前進している人物の人生に作用して、向上させて新たな形を作り出すのです」
ブティックのオーナーというゴールドマンさんは、オバマ夫人のアドバイザーとなってから、2008年のバラク大統領選時のスタイリストとして一躍有名になった。2人はそれ以来親しい関係を築き、2009年1月のバラク・オバマ大統領就任式に着用して、大絶賛されたイザベル・トレドのゴールドのコートとドレスのアンサンブルなどをセレクトする手助けもしている。
今回、ニューヨーク・タイムズ・スタイル・マガジン編集長のサリー・シンガーより授与される同賞の過去の受賞者には、アナ・スイ、ニコール・ミラー、マリア・ピント、ギャリー・グラハムらがいる。
ゴールドマンさんは、今後も事業を拡大していく予定で、シカゴ内に男女向けの大型店をオープンする予定だ。