先日、インターネットのgooランキングにて、絵が下手な芸能人ランキングが公表された。ネットユーザーによる投票の結果、1位を獲得したのはやはりと言うか何と言うか、SMAPの草なぎ剛。彼の場合はレギュラーを務める『ぷっすま』(テレビ朝日系列)等でその“腕前”を披露しているが、人気キャラクターやゲストの似顔絵を、とにかく予想外の方向に表現するため、『画伯』と呼ばれるほどだ。しかしながら、時にはお題やモデルの特徴をついている事もあり、『画伯』の呼び名もあながち誇張や皮肉ではないのかもしれない。
お題のとどめていないことであれば、前述のランキングで2位になった歌のおねえさんこと、はいだしょうこもかなりのもの。「おかあさんといっしょ」で披露した「スプーのえかきうた」で描いた絵は語り草になっている。絵描き歌と言えば、キャラの特徴を掴んで誰でも簡単に描けるようにしたもののはず、なのだが彼女の描いたスプーは本物とは似ても似つかない仕上がりになってしまい、視聴者を驚かせる結果となった。
また、8位と9位にはロザンの宇治原とチュートリアル徳井がランクインしている。彼らは7月7日の『アメトーーク!』(テレビ朝日系列)にて、『奇跡の絵心ない芸人』にも共演している。この番組では、他にも陣内智則やカンニング竹山、中川家礼二が登場。更には普段は相方の宮迫と共にMCを務める雨上がり決死隊の蛍原も「絵心ない芸人」として“奇跡の絵画”を披露、全員で客席を困惑と爆笑の渦に陥れていた。
しかし、彼らの描く絵には独特の魅力と味があって、これはこれで…と人気が出ているのも事実。実際、前述の「絵心ない芸人」達が披露した“奇跡の絵画”は放送後にテレビ朝日本社内で「原画展」が開かれていたが、あまりの人気に会場を東京タワーに移して原画展の期間を延長、彼らの描いた絵がプリントされたTシャツや携帯のFlashカレンダーまで作成され、こちらも人気商品となったほどだ。
一周回って面白い、噛めば噛むほど味が出るような彼らの作品。今後も彼らの前衛芸術に注目だ!?