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将来の日本映画界を背負って立ちそうな子役出身の若手俳優・染谷将太

 10日から公開される映画「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」で林業に真正面から取り組む若者役を体当たりで熱演しているのが俳優・染谷将太。来年公開の話題作「寄生獣」で主演することも決定するなど、勢いのある若手俳優の1人だ。

 9歳から子役として活動を初め、すでに芸歴は13年目。子役時代に「相棒」(テレビ朝日)、NHK大河ドラマ「武蔵」など様々なジャンルの映画・ドラマに出演していたが、一躍注目を浴びたのは2011年。「第68回ヴェネツィア国際映画祭」に出品された奇才・園子温監督作品「ヒミズ」で共演した二階堂ふみとともに、最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を日本人として初めて受賞した。

 以後、オファーが激増し、12年は11本、昨年は10本の出演映画が公開された。

 映画のみならず、昨年放送されたテレビ東京系の連続ドラマ「みんな!エスパーだよ!」では特種な能力を持った高校生役を演じその演技が高く評価された。

 「まだ21歳だが、妙に落ち着いている。目が魅力的で、目を合わせると心の中を見透かされているような気がした。演技に対する考え方もすでに自分の中で確立されていて、今時の若手俳優にはなかなかいないような存在」(映画ライター)

 趣味は映画鑑賞とカメラで、特技はパントマイム、手品、卓球。趣味のカメラで撮影し、現像した写真は自身のブログに掲載しているというから、かなりの腕前。撮影対象に焦点を合わせる能力が演技力に大いに生かされていると思われるが、「若手の中で演技力が飛び抜けている。このままいけば、将来の日本映画会を背負って立つ存在になりそう。今後は海外の作品へも進出か」(大手映画会社幹部)というだけに、今後もますます幅広い役に挑戦していくことになりそうだ。

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