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『Miss デビル』に見る仕事意識の世代間ギャップ?「社畜怖い」の声も

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菜々緒

 土曜ドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)第7話の平均視聴率が7.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)だったことが分かった。

 毎話、社会が抱えるリアルな問題を取り上げ、切り込んでいく様子が好評を博している本作。第7話ではエリート社員が仕事に追われるあまり、会社外で残業を続ける実態を描いた。

 ドラマ内では、社内のエリートが集う部署CFD(クライアント・ファースト・ディビジョン)に所属する社員が定時退社後、別の事務所、通称「残業アジト」に集まる姿が映された。ノルマを達成するために隠れて毎晩残業する様子を描いていたが、もちろん労働基準法違反。ドラマでは過度な残業で体調を壊す社員も現れた。

 CFDの部長は残業の現状について、「かつてやる気にあふれたビジネスマンは寝る間も惜しんで働いたが、今は“働き方改革”のせいで国民は混乱している」「こんな世の中でもっと働きたければこうするしかない」と主張。これに対し、菜々緒演じる人材活用ラボ室長・椿眞子は「人は仕事と対等であるべきだ」と反論。「人が仕事に飲み込まれたとき、その先には悲劇しかない」と訴えかけるなど、いつものように大立ち回りを披露した。

 この描き方についてネットの若い世代からは、「残業アジトなんて死んでも行きたくねぇ」「見事な社畜ぶり。あの部長くらいの年代ならリアルにいそう」「仕事のためにプライベートを犠牲にしたくない」などと「アジト」の存在に騒然となった。

 実際、就職を控えた大学生、大学院生を対象に行われた「社会人になったらどんなふうに働きたいですか?」というアンケートで82.4%を記録し、ダントツで1位になった回答は「生活や自分の時間を大切にバランス良く働きたい」だった(就職ジャーナル調べ/2013年11月発表)。

 一方、世代間の価値観の違いを調べたアンケートによると、働き盛りのバブル世代で「家族のために生活費のために仕事をする」と答えたのは33.8%で、ゆとり世代の65%を大幅に下回った。「仕事は生きがいだ」と答えるバブル世代は28.8%に達し、ゆとり世代の18.8%を大幅に上回った(株式会社マーシュ調べ/2015年3月発表)。

 また、「できれば働きたくない」というゆとり世代は52.5%と半数以上を占めているのに対し、バブル世代は38.8%と低かった。「仕事よりもプライベートを充実させたい」と答えるゆとり世代は77.5%に達したのに対し、バブル世代は57.5%にすぎないのだ(同上)。

 このように、働き方に関する考え方については世代間のギャップがかなり大きいよう。仕事が多くて苦しむ社会人がいる一方で、仕事をする時間が減ったと嘆く人間も存在するのかもしれない――。

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