マイケルの母キャサリンをはじめ、ラトーヤ、ティト、ジャッキー、マーロンらの兄姉が25日月曜日、ビバリー・ヒルズのホテルで記者会見を行ない、ウェールズのカーディフにあるミレニアム・スタジアムで4時間からなる公演を開催すると発表した。
7万5000人のファンを前に開催される『マイケル・フォーエヴァー:ザ・トリビュート・コンサート』への出演アーティストはまだ発表されていないが、チケットが発売された後、8月4日までに徐々に明らかになる予定だという。
そんな中ティトは、マイケルが魅了され、尊敬しているアーティストばかりによるコンサートになることを約束している。
「マイケルは大規模なことをするのが好きだった。これは絶対マイケルも賛成するはずだ」
このイベントを企画するグローバル・ライブ・イベントは、音楽界の伝説とされるマイケルにピッタリのトリビュートになるだろうと語る。
同社社長クリス・ハント氏は、「マイケルが尊敬して愛した数々の才能に囲まれ、興奮して喜んでいる姿が想像できるような、立派で、マイケルの音楽にふさわしい価値があり、しかも面白い本物のステージを作りたかったからです」とコメントしている。
今回のコンサートはエイズ・プロジェクト・ロサンゼルス他、2つのチャリティー団体への関心を高め、基金を集めようとすることも目的としている。
マイケルの兄妹、ジャネット、ジャーメイン、ランディが記者会見に出席しなかった理由についての説明はなかったが、兄弟はその後、マイケルへの殺人罪に問われているコンラッド・マーレイ医師の裁判から3週間も満たない時期に予定された同コンサートのタイミングが 「ふさわしくない」と非難している。
ジャーメインとランディは、「我々の弟の名誉を称える精神を心から支援している一方、マイケルの死に関した裁判が行なわれる中で、このイベントを支援するのは不可能だと思いました」「マイケルの素晴らしく価値のあるトリビュートが行なわれる時間は来ます。しかし、我々が今、弟を追悼する一番の方法は、彼の名の元に正義を求めることなのです」と語っている。