実力馬ティアップワールドの連覇が濃厚。
その昨年は、2着ツクバホクトオーを3馬身差突き放し子供扱いにしているのだから凄い。ハンデは当時から2・5キロ増の57.5キロを課せられたが、能力に影響することはないと確信する。
その根拠は、57キロの千葉Sを圧勝(0秒3差)した実績があるからだ。しかも、前述のジャニュアリーS、千葉Sを含め〈2200〉と連対率100%の中山ダ千二である。何かアクシデントが起こらない限り、負けるシーンは想像できない。
目標レースだけに、もちろん状態はパーフェクトに近い。典型的な叩き良化型でステップは昨年と全く同じ。今年も休み明け2戦目のカペラSで(2)着とメドを立てており、チャンスをつかむ公算が大。
当面の相手は、休み明け2戦目で走り頃のアースサウンド。絶好の枠順(2番)+ハンデ54キロは魅力で、好勝負に持ち込みそう。
◎5ティアップワイルド
○2アースサウンド
▲4アーリーロブスト
△11サウンドアクシス、14レディルージュ、16クリスタルボーイ
☆中山10R「迎春ステークス」(芝2500メートル)
長距離の逃げ馬コスモラピュタが、グレイトフルS9着のリベンジ。
その前走は引きつけて逃げる(溜め逃げ)作戦ミスが敗因。これを教訓に今回は来るなら来てみろと、大逃げに打って出るのは間違いない。
実力が重賞レベルなのは菊花賞(10年)5着、阪神大賞典(11年)4着を持ち出すまでもない。自分の型に持込みば、自ずと結果は付いてくる。
◎5コスモラピュタ
○1コスモロビン
▲2トウカイオーロラ
△6トパンガ、8ドリームセーリング、11メイショウドンタク
☆京都11R「シンザン記念」(芝1600メートル)
優勝の最短距離に立つのは、実績で一歩リードするトウケイヘイロー。
とりわけ、前々走のくるみ賞勝ち(レコード)は真骨頂。0秒2差突き放し、子供扱いしたレオアクティブが、朝日杯FSで3着と好走しているのだ。その朝日杯FSは4着に終わっているが、自分から勝ちに行ったもので勝ち馬アルフレードを別格とすれば、一番強いレースをしている。
強敵が抜けたここは、負けることは許されない。
相手筆頭は、ここまで〈2210〉と安定感抜群のオリービン。
◎11トウケイヘイロー
○9オリービン
▲8ヒシワイルド
△2タイセイシュバリエ、4ピュアソウル、7ジェンティルドンナ
☆京都10R「寿ステークス」(芝2000メートル)
休養中に準オープンに降級した、マルカボルトがお薦め。
休養前に、破竹の2連勝でここと同条件の元町Sを楽勝(0秒2差)し、AJCC(トーセンジョーダン)、中山記念(ヴィクトワールピサ)で強豪相手に0秒3差6着、0秒6差4着と見せ場を作った実力は伊達ではない。
ハッキリ言って、ここでは役者が違う。素直に底力を信頼したい。
◎5マルカボルト
○4アナバティック
▲6エドノヤマト
△8カワキタフウジン、12ミクロコスモス、14ラフォルジュルネ
☆京都9R「許波多特別」(芝2200メートル)
休み明け2戦目で3着(0秒2差)と好走し、ここに大きく望みをつないだロードオブザリングでいける。
状態は上昇一途だし、コース(3勝)、距離(2勝)実績ともライバルに水を開けており、期待して大丈夫。
◎2ロードオブザリング
○11エーシンミラージュ
▲5ナリタプラチナ
△3ローレルクラシック、10エクセルサス
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。