日本で“愛ちゃんの夫”として知られるところとなった江選手。実は、元々台湾でも無名な選手だったようだ。日本においても中華圏においても国民的スターである福原との交際で、その甘いルックスに注目が集まり、「長身でスタイル良くてカッコいい」「絵に描いたようなイケメン」「普通に俳優って言われても違和感ない」と評価され、一躍有名になった。
福原と結婚した翌年の2017年、江選手は日本卓球リーグ(Tリーグ)琉球アスティーダと2年契約。しかし、2014年11月の時点では自己最高の47位だった世界ランキングは、現在200位まで落ちてしまっている(2018年11月時点)。2016年のリオ五輪は台湾代表で抜擢されていたが、個人戦の出場はなく、団体戦のダブルスで出場し、8強戦で敗退。同年9月の結婚会見で、夫妻共に2020年東京五輪へ競技続行に意欲を示していたが、福原はすでに引退。台湾卓球協会によると、江選手は現在台湾男子代表選抜ランクで、結婚前の3位(2016年)から12位(2017、2018年)に転落している。
選手としての成績は振るわないものの、2017年8月台北で行われた夏季ユニバーシアードの開会式で、台湾野球界のレジェンド、女子バドミントン世界一位の選手、ロンドン五輪とリオ五輪の金メダリストと共に、聖火リレーの走者を務めた。台湾のネットでは「嫁のお陰で出世」「顔で選ばれた」と揶揄された。
イケメンアスリートとして、日台マスコミにチヤホヤされるものの、成績はイマイチで、今夏のジャカルタ・アジア大会も台湾代表メンバー漏れの江選手。台湾スポーツの記者によると、東京五輪代表入りもかなり厳しいそう。
本業の卓球のみで生活することが不安だったのか、福原・江夫婦は、7月に中国の密着リアリティ番組『幸福三重奏』に出演。有名人夫婦のラブラブ生活を観察する番組で、二人は“一緒にやりたいこと”として、「毎日100回キスしてほしい」という掟を決め、ベッドでイチャイチャし、61回のキスを見せつけた。日本のファンからは、「イケメン旦那と可愛い娘さんも授かって勝ち組だよ」「羨ましい」「将来はああなりたいな」といった声が集まっているが、台湾では、「卓球を練習しろ」「妻の稼ぎで生活してる」「成績はダメダメで、タレントの方が簡単に稼げる」とドン引きする声も見られた。
台湾メディアによると、福原・江夫婦は現在台湾で5本のCMに出演中。先のテレビ番組出演のギャラを加えて、すでに7300万円を手に入れたといわれている。福原は現在、日本のCM出演料だけで年収は1億円を超えているとの噂。10月にはTリーグ新理事に就任し、東京五輪に向けテレビ局から解説者やレポーターのオファーが殺到しているという。
この先も江選手は福原に頼っていくことになるのだろうか。東京五輪では、その勇姿を見せてほしいものである。