トップバッターのハリウッドザコシショウはゴキブリの着ぐるみで登場すると電気グルーヴの石野卓球とタッグを組み、アナログレコードでもリリースした「ゴキブリ男」を元気一杯に披露。フォトセッションにもノリノリのゴキブリポージングで応え、会場を笑いの渦に包むと「『ゴキブリ男』買ってね! DJの方とかクラブで回して下さい!」と嬉しそうに同曲をアピールした。
また、爆弾ジョニーは会場でアコースティックライブを行い、最後の曲ではボーカル・ギターのりょーめーが客席になだれ込むなど、ファンサービスたっぷりのステージ。渋谷を行き交う通行人にも声をかけ、「僕たちのこと知らない人でもちょっとでも見てくれたら嬉しい」と呼びかけた。
終盤はSHINCOとDJみそしるとMCごはんがトークショーを行い、アナログレコードの魅力や思い出話をしみじみ。「音がやっぱり好み。独特の温かさ。ブツとしての良さもあります」とSHINCOが述べると、DJみそしるとMCごはんも「半分聴いて、またひっくり返す。お世話をしながら聴いている感じ。手料理を作っている感じと似ている」とその魅力について持論を展開。レコードプレイヤーのある生活についても「大好きな曲をレコードでかけて家でじっくり膝を抱えながら聴ける環境というのはいいなって思います」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)