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キャピタルS アベコーはグレイトジャーニー

 秋の東京競馬のラストウイークは変則3日間開催。23日(金)のメーン「キャピタルS」(オープン 芝1600m)は先週のマイルCSから漏れたメンバーが中心とあり、なかなかレベルの高い組み合わせとなった。アベコーこと阿部幸太郎が注目したのは、富士Sで見せ場十分の5着に健闘した古豪グレイトジャーニー。先行激化必至の顔ぶれで自慢の末脚がさく裂する。
 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
 驚きました。今回のジャパンCの最大の目玉である凱旋門賞馬ディラントーマスが、日本に到着しているにもかかわらず、馬ウイルス性動脈炎の検査でパスできず、ジャパンCは取り止めの事態。母国のアイルランドを出発するときに、陰性、陽性の検査はできなかったものかと、首を傾げてしまいます。白井に着いたときの関係者コメントも馬はすごく元気だ、ということでしたが、何とも残念です。
 さて、今週は金、土、日曜の変則3日間開催で頭の中は毎日が競馬。競馬ファン、馬券ファンにとっては堪えられない週末かもしれません。ぜひプラス決算になるように応援しています。
 東京競馬、金曜日のメーンは「キャピタルS」です。オープンクラスによるマイル戦。このレースの最大のポイントは、流れ、展開です。珍しいくらいに逃げたい、主導権を取りたい、という同型馬が、ズラリとそろいました。ステキシンスケクンにヨイチサウス、ニシノデューにロードアルティマ、これにマイネルスケルツィも途中から加わるわけですから、どう考えてもハイペース必至の流れです。

 で、狙いは差し、追い込み馬と見て、グレイトジャーニーとエアシェイディの追い込みです。なかでも馬券的に大いに妙味があるのがグレイトジャーニー。
 好走をしてもほとんど人気とは無縁。それゆえ穴党は目を離せません。たとえば、前走の富士Sでも5着に敗れたとはいえ、ゴール前は馬体を並べて見せ場十分。出遅れて勝ち馬と0秒1差は立派です。
 元来、夏に弱いタイプで、秋から春にかけてが稼ぎ時。また、マイル戦を中心に使われているように、距離の適性もバッチリです。マイル1分32秒4という持ちタイムもあり、良馬場で速い決着は望むところ。この馬の追い込みにかけます。
 強敵は前記エアシェイディ。富士Sで直線大外から矢のような末脚。この脚が不気味です。

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