事の発端は、23日の『サンデージャポン』内で、ローラの投稿についてデーブ・スペクターが、
「CMはすごくありがたいものなんですよ。半日で何千万ですよ。10社以上やっているんですよ。CMタレントになっているローラの立場を考えると必然性がない。代案がない。普天間も返還はどうなるのか。沖縄は空港の埋め立てもやっている」
と冷静に問題点を指摘したこと。
これに対して、テリー伊藤が「沖縄の人々の半分はローラと同じ考え方ですよ。そういう考え方があるにもかかわらず、もしコマーシャルを降りるとしたら、この程度の発言でコマーシャル降ろすのか。そんな会社ってなんなの」と激昂したのだ。
これについて、デーブ・スペクターは「ローラだけじゃないもん。事務所とかスポンサーとか色々ありすぎて、そんな安易に言うべきじゃない」と返し、険悪なムードに。その後、ローラに批判的な西川史子・堀江貴文氏・デーブ・スペクターと、絶対擁護のテリー伊藤・太田光の間で一触即発の議論が繰り広げられた。
この放送内容に反応したのが、自身も数多くの番組でCMスポンサーとなっている高須クリニック院長・高須克弥氏。同氏は自身のTwitterでテリー伊藤の発言がまとめられたツイートを引用しながら、
「テリーさんのおっしゃる通り、スポンサーの自由です。僕なら降ろします」
とバッサリ斬ったのだ。
高須院長の発言に、ネット民は「その通り」「企業側はCMに似つかわしくないと判断すれば降ろすのは当然」など、賛同の声が殺到する。これについては、ローラ擁護派からも「そういう選択をする企業も出るかも」と同意する意見が見られた。納得した人が多かったようだ。
ローラ発言の正当性はともかく、意見が分かれている政治的な問題にSNS上で言及すれば当然批判が飛び交い、イメージの低下を招くことになる。テリー伊藤は「この程度で降ろす企業はなんなの」と切り捨てたが、デーブ・スペクターの言うように「政治的発言」を嫌うスポンサーがいることは紛れもない事実だろう。
そして、高須院長のように強い政治的信条を持っているスポンサーにとっては、自社のCMタレントがそれに背くような考えを持っていれば、当然降板させることになる。これに異論を唱えることはできないであろう。そうなるとやはり、企業のイメージを担うCMタレントとして議論を呼ぶような政治的発言をすることは、デーブ・スペクターの言うように、高いリスクがあるといわざるを得ない。ローラはそれを覚悟していたのだろうか?
発言について「説明」を求める声が続出しているローラ。このままでは「CM降板」を打ち出す企業が出る可能性もある。もはや「わかんなーい」では済まされない。
記事内の引用について
高須克弥の公式Twitterより
https://twitter.com/katsuyatakasu