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森昌子、デビュー45周年に感慨「一日一日大切に」

 歌手の森昌子が1日、東京・丸の内のコットンクラブでデビュー45周年記念ライブを開催した。森は本番前に取材に応じると、かつて山口百恵や桜田淳子と共に“花の中3トリオ”と呼ばれた黄金時代を振り返り、「当時は学校の延長、放課後のような感じでわいわいと楽しかった」とコメント。ステージ上に用意された自身の若き日の等身大パネルを手に、「本当にモンチッチみたい。恥ずかしいです。それがこんなにおばさんになっちゃって」と照れくさそうな表情を見せた。

 45周年を迎えたことについて森は「7月1日がデビューの日。いろんな経験をしてまいりました。長かったといえば長かったし短かったといえば短かった。今、目の前にあることをこれからも一日一日大切に頑張っていきたい。みなさんに歌を届けるのがわたしの使命」としみじみ。

 “花の中3トリオ”については「当時は歌謡界全盛期。歌番組はほとんど生放送で、ずっと3人一緒。そのうち飽きちゃって、今だから言えますけど、(裏で)いたずらをしあったりもしました。最近はたまに連絡を取り合うくらい。会うと当時に帰れます。ああ、同士、戦友なんだなって思います」と感慨深げ。

 また、長男が人気ロックバンド「ONE OK ROCK」のヴォーカリスト(Taka)として活動するなど、3人の子供もいるが、45周年を迎え、「おめでとう、よかったね」と子供たちから声をかけてもらったといい、「わりとあっさり。プレゼント?何か買っているんじゃないですか。わからないです。もう、そういう(ことを気にする)年ごろでもないし、お互い大人ですし」と森。

 子供たちは「今日は仕事だと思いますよ」と話すと、Takaについても「同じアーティストとして、『喉は大事にしようね』と言い合ったりはしますが、音楽についてそんなに深い話はしたりしません」と家庭での様子などを嬉しそうに紹介。

 この日はアルバム「百年の恋歌〜時を超えて〜」とシングル「百年の恋歌」も発売され、プロデュースを担当した加藤登紀子から「45周年ってすごいですね。森さんの声はやっぱり色っぽい」というビデオメッセージも披露された。

(取材・文:名鹿祥史)

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