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妻に先立たれた時、夫はどうなってしまうのか?

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画像はイメージです

 2月1日に放送された『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、妻に先立たれた夫を特集。

 ダイヤ高齢社会研究財団・主任研究員の澤岡詩野氏は「家事などの生活力の問題が男性の場合は一番大きいと言えます。奥さんが亡くなった後に、家事をやる大変さに行き詰まって、そこに寂しさというものも重なってきますので、ある日心がポッキリ折れてしまう 」と家事を妻に任せっきりの夫が多いため、妻に先立たれてしまうと生活そのものが成り立たないケースが多いと口にする。

 また、家事以外にも洋服の合わせ方がわからず困惑するケースも多いらしい。
澤岡氏は「団塊世代よりも上の方は、そもそもご自身でご洋服を買いに行った経験すら少ないので、『コーディネートどうするの?』ってところまでアイデアが沸かない」

 「ですので、お一人になって一番困るのは『今日何着よう』『どうしよう』ってことで、最悪ゴルフウェアでいいやとか…」とその日の服装も妻頼みにしていたため、洋服選びに苦労する夫は少なくないのだという。

 他にも、澤岡氏は「素直に『教えて』と言えないプライドの高さもありまして。そのまま電気が止まってしまう、公共料金を払わずにっていうことも伺ったことがあります」と誰にも頼れず、大きな問題に発展してしまうことも少なくないと語る。

 妻き先立たれても問題なく生活を送るため「家事のやり方を見せる」とアドバイスを送る澤岡氏。
「夫というのは妻のことを見ているようで全く見ていない。そういう意味でもシニアの間で“終活”という言葉が非常に流行っています」

 「終活の一環として『どっちが先に逝くかわからないから私の家事も気にかけて見ておいて』とお話するだけで、普段の買い物であったりお洗濯であったり、そういうことに旦那さんの意識が向いていくことがあるのかなと思います」と亡くなる未来を想定して、事前に家事などを見るよう促しておくことが重要だと説明した。

 「男は働き女は家庭に入る」という性別分業を当たり前だと思っていた世代が、今様々な困難に直面している。
夫婦のあり方は何がベストなのか考える必要がありそうだ。

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