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小沢“美人刺客2号”の実力

 民主党の小沢一郎代表代行(67)は27日、群馬県高崎市で記者会見し、衆院群馬4区の公認候補としてフジテレビ社員三宅雪子氏(44)を擁立すると発表した。東京12区に送り込んだテレビリポーター出身の青木愛氏(43)に続く“美人刺客2号”。福田康夫前首相(73)の選挙区に投入された三宅氏の実力とは。

 小沢氏がかねて“狙い撃ち予告”していた群馬4区は「ガッチガチの保守王国」(地元関係者)といわれていた。しかし、福田前首相の投げ出し辞任と「あなたとは違うんです」発言によって、今回の選挙戦は対抗馬次第では波乱含みとなる可能性が指摘されていた。
 永田町関係者は「三宅氏は知的なクールビューティー。報道、経済畑を歩いた記者出身という裏打ちもあり、無党派層の支持を集めるだろう。祖父は自民党の故・石田博英元衆院議員というから、保守層にも食い込めるはず。醜態をさらした福田前首相に愛想をつかした保守票が流れれば勝機十分だ」とみる。
 そんな計算も働いているのか。小沢氏は27日の会見で「自民党の支持基盤が固いところほど不信、反発が渦巻いている。福田さんが現在も強いとは思わない」と強気な見方を示した。三宅氏は記者として小沢氏を取材した経験がある。会見に同席した三宅氏は「大事な選挙区を任され光栄。群馬にも民主の風を吹かせたい」と述べた。
 仮にも首相経験者が保守王国で敗れるとなれば、前代未聞のこと。急所をぐいぐい攻め立てる手法はさすが“選挙の鬼”というほかない。
 小沢氏は24日には、公明党の太田昭宏代表の選挙区である東京12区に民主党の青木愛参院議員=比例代表=を送り込んだばかり。小沢氏自身は地元の衆院岩手4区から出馬することが決定し、刺客戦術がヒートアップしてきた。
 小沢氏はこのときも「太田氏はそんなに強い候補だとは思わない」と指摘。青木氏と同じように三宅氏もまた、小沢氏とは家族ぐるみの付き合いをしているという。
 群馬4区では、幸福実現党新人森田貴行氏(37)も立候補を予定している。
 ほかに刺客を立てる予定のある選挙区は神奈川8区。今度はどんな美女候補を立てるか、注目されるところだ。

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