同じ「女子マネージャー」でも、茨城の無名の公立校出身の彼女にとって、全国屈指の人気プロ球団のスターたちと間近に接せられることは、まさに天にも昇るような夢見心地であっただろう。もちろん、せっかく夢と野望を抱いて芸能人になった彼女のことだ。当然選手たちを「眺めてるだけで幸せ」で終わるハズがない。磯山がスワローズの“勝利の女神”となった途端、当然のように、早々と彼女周辺から次から次へと“若ツバメ喰い”の噂が持ちあがり始めた。
その中でも大本命と目されていたのが、首位打者2度の天才打者・青木宣親。都内でデートを重ねる様子も何度も目撃され、ゴールインは間近とされていた。それと同時に「好きなプレーは6-4-3のゲッツー」の言葉通りの“内野手フェチ”として、球界屈指の堅守を誇る二塁手・田中浩康とも噂になった。ネット上ではたちまち「磯山はヤクルトのカキタレ」説が浮上し、球界ゴシップ好きの間で彼女の下半身事情は注目のマトとなった。
しかし、大本命の青木は昨年オフ、テレビ東京アナウンサーの大竹佐知と入籍。まんまとフラれた格好の磯山だが、彼女がこのまま傷心を引きずるとは思わない。先述の田中のみでなく、若手有望選手を多数抱えるヤクルトだ。磯山自身も球団公認マネージャーの座はすでに退いているものの、依然「ヤクルト大好き」であることに変わりはない。そうなると今後、彼女が玉の輿候補としてロックオンするお相手は、いったい誰になるだろうか?
その最有力候補となると、やはり3年目のエース候補・球界屈指の快速球を誇る由規か。元甲子園のアイドルとしてルックスも十分、そして07年ドラフト会議では5球団競合で1位指名されたほどの逸材である。この年下のスーパースター候補を、磯山が放っておくことはないだろう。そして内野手フェチであり、「最も好きなポジションはショート」と公言する磯山にとって、走攻守三拍子揃い抜群の身体能力を誇る正遊撃手候補・川島慶三の存在もなかなか魅力的に違いない。今季は右ヒジの故障により長期欠場の身の上だが、今頃は献身的な看病でポイントを上げている頃かもしれない。
ただ、超モテモテのヤクルト選手を狙っているのは、各TV局の女子アナ勢や他のアイドルたちとて同じこと。競争率の激しさは尋常ではない。いつまでも“若ツバメ”にこだわるあまり、青木の時のように、またライバルたちに先を越され、気づけば妙齢で売れ残り…とならなければいいが。