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ダイオウイカに続き巨大エビ、アザラシも出現! 2014年の深海では何が起こっていたのか?

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画像はイメージです。

 2014年11月2日、中国で捕獲されたという巨大エビの写真が世界のインターネットユーザーの間で話題になった。

 中国で「神エビ」と呼ばれているこの巨大エビは全身が緑色、手足が黒と黄のまだら色(蜘蛛と同じ)という不気味な配色をしており、Twitterなどで情報が拡散し日本では「エビの未確認生物発見か?」と話題になったのだ。

 実はこのエビは「ニシキエビ」というエビの一種で、伊勢海老よりもはるかに大きい体が特徴である。通常は60センチ程度とされるが、この度捕獲されたニシキエビは全長が1メートルという超ビッグサイズ。恐らくは環境変化によって巨大になってしまった突然変異生物のひとつだったと思われる。

 さて2014年はすでに懐かしい日本全国で行われたダイオウイカ捕獲にはじまりタレントの杉浦太陽も遭遇したメガマウスのほか、また海外でもニュー・ネッシーに似た巨大生物の打ち上げが頻繁に起こるなど、海に生息する謎の生物がかなり話題になった年である。

 特にダイオウイカは以前ほど話題にならなくなったとはいっても、水揚げは立冬を超えた今も頻繁に行われており、最近でも福井県や新潟県などで4メートルほどのダイオウイカが多数発見されている。

 ほかにも今年10月には福島県ではアゴヒゲアザラシ(多摩川のタマちゃんと同じ種類)が岸辺で休んでいる姿が目撃されるなど「これでもか」とばかりに海での話題が目白押しであった。

 2014年も残り2か月を切っているが、巨大エビにダイオウイカ、深海魚などの水揚げが頻繁に行われた年だけにまだまだ油断はできないだろう。

 環境汚染などさまざまな原因も噂される現代の深海事情。未確認生物へのロマンも大切であるが2015年は自然環境についても我々はさらなる理解を深める必要があるのかもしれない。

写真:フロリダに上陸されたとされる「謎の生物」のスケッチ。ダイオウイカのように見えるが詳細は不明
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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