会見を行うことが発表されたのは前日の6日。マスコミ各社の報道によると、佐村河内氏はマスコミ各社に送付したFAXの冒頭で、「多くの皆様にたいへんなご迷惑をおかけし、近く公の場で謝罪を、とお伝えしながら、その機会がこのように遅くなってしまい申し訳ありませんでした」と謝罪。「皆様の前で私が犯してしまった過ちを心から謝罪させていただきたいと思っております」と真摯に謝罪する姿勢を伺わせ、3年前から回復しているという聴覚については「横浜市の要請によって受けた医療検査の結果についてきちんとお話しいたします」という。
同氏のゴーストライターを務めた新垣隆氏らについても触れ、「幾人かの方が言われていることについて事実とは異なる点がありますので、自分の言葉でご説明させていただきたいと思います」としている。
「2月中旬、佐村河内氏がマスコミ各社に謝罪文をFAXした時点で代理人の弁護士が辞任。会見のFAXは同氏の友人の名乗る人物がマスコミ各社に送付し、仕切りもその人物がやるようだ。たた、同氏の“持ち上げ記事”を書かされたマスコミ各社の怒りは頂点に達しているので会見では怒号が飛び交うことになりそう」(ワイドショー関係者)
また、佐村河内氏のアルバムを発売していたレコード会社「日本コロムビア」は6日に公式サイトを更新。ゴーストライターの存在については「同社担当者が“うわさ”を耳にしたことはあったが、具体的な根拠を示すような情報でなかった」。聴力については、「同社担当者との会話は、すべて手話通訳を介して行われた。また同社担当者が障害者手帳の確認も行っていたため、佐村河内守氏が全聾であるという点について疑念を抱いたことはなく、それ以上の確認などを行ったことはなかった」としている。
すっかり孤立無援となった佐村河内氏だが、会見でどんな“爆弾発言”が飛び出すだろうか。