今週から開催が新潟から東京へ変わり、最初の注目馬は、10月11日(土)第4Rダート1600m戦に出走予定のロードメタリック。馬名の由来は「冠名+金属の」。牡、青鹿毛、2012年1月29日生。美浦・小島茂之厩舎。父ワイルドラッシュ、母ジャックカガヤキ、母父デインヒル。生産は新ひだか町・ケイアイファーム、馬主はロードホースクラブ。愛馬会法人・ロードサラブレッドオーナーズの募集馬で総額1260万円。母は芝で4勝を挙げており、半兄には平地、障害ともに勝利を挙げているロードシュプリーム(父ロードアルティマ)がいる。本馬はまだトモに緩さは見られるものの、全体的にこれからの成長が期待できる体付き。繋ぎは立ち気味であるが、がちがちのダート馬のような硬さはなく適度な柔らかみがあるため、ダートのスピード勝負を得意とするタイプだろう。なお、鞍上には田辺裕信騎手を予定している。
西も今開催から阪神→京都へ変わる。京都デビューの注目馬は、10月13日(月)第4R芝1600m牝馬限定戦に出走予定のラホーヤビーチ。馬名の由来は「サンディエゴにある高級リゾート地。母名より連想」。牝、青鹿毛、2012年3月27日生。栗東・松永昌博厩舎。父タイキシャトル、母エアラホーヤ、母ボストンハーバー。生産は新ひだか町・藤原牧場、馬主はヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン。愛馬会法人・ユニオンオーナーズクラブの募集馬で総額1000万円。半兄には昨年の神戸新聞杯(GII)や今年の新潟記念(GIII)で2着となったマジェスティハーツ(父ハーツクライ)がいる。本馬は牝馬らしいすらっとした馬体をしている。脚元は四肢とも地面に対して しっかりと伸びており、走りのロスが少ない造り。頸差しから胸前、上腕に肩と良質な筋肉を身に付けているが、トモにはもう少し厚みが出てほしいところ。全体の印象から距離はマイルあたりが良さそうだ。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。