みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
中山のメーンはGIII・マーチS。ダ1800mのハンデ戦。このレースはこれまでオープンクラスから臨んできた馬が、圧倒的に強い傾向にあります。それは1600万勝ちしたばかりの馬のハンデの負担が大きいこと。例えば今回、オープン初挑戦になるナナヨーヒマワリ、パレスショットガンはともに55kgのハンデ。オープン・師走S優勝のサイレンスボーイが54kg。エルムS2着、平安S3着のマコトスパルビエロが56kg。この比較をみても不思議なくらい1600万勝ちの馬に分が悪いのです。であるなら、それを逆手に取って予想をしました。予想は中山11Rの紙面をご覧ください。
さあ、お待たせいたしました。春のGI第1弾「高松宮記念」です。
まず、枠順を見てビックリしました。主導権を取りたいローレルゲレイロにエムオーウイナーが16番と17番枠。前で対応したいナカヤマパラダイスにマイネルシーガル、プリサイスマシーンも外目の枠順。逆に、外枠を引きたかったスズカフェニックスが皮肉にも1番枠。この枠順では最後方に下げて外を回るか、あるいは壁になる危険性を覚悟でイン狙いに徹するか、初コンビとなる福永騎手の思案はいかに…。
ちなみに、3年前は2ケタの馬番が上位3着を独占。一昨年も同様。昨年も2、3着が2ケタ馬番。それも、差し馬の活躍が目立っています。
期待はキンシャサノキセキ。昨秋、芝1200mのセントウルSでサンアディユの3着。当時は休養明け、スタートで出負け。それでも1分7秒9、ラスト3F34秒0はトップクラスの6F戦でも十分通用することを実証できたといえます。
前走の阪急杯は1400mで折り合いを欠き、終始、外々を走らされるロス。1、2着馬は終始、内々の経済コース。開幕週でもあり、この差は小さくはなかったはず。さらに4角でハイソサエティーに弾き飛ばされる大きな不利。それで0秒6差5着は称賛ものです。
左回りで4戦2勝、3着1回。なおかつ、中3週の臨戦過程は2戦2勝とバッチリ。1200mで折り合いの不安もなし。今回は岩田騎手との最強コンビ。強気に買いです。