◎オウケンブルースリ
○プロヴィナージュ
▲フォゲッタブル
△メイショウベルーガ
△スマートギア
昨秋のJC以来10か月半ぶりとなるオウケンの仕上がりが気になる。陣営のコメントから推測すると8分程度には仕上がっているようだ。昨年のこのレースは、7か月ぶり59キロでの優勝。今年は1キロ減の58キロでの出走、出走メンバー中唯一のG1馬であることやJCで希代の名牝ウォッカ相手に鼻差勝負まで持ち込んだことを思い起こせば8分あれば間に合いそうな感じもする。多少体に余裕があっても、いきなりからやれるだけの底力はあるとみたい。馬券の相手には、栗東滞在で引き続き順調なプロヴィナージュの前残りに期待。他の馬では、普段の追い切りでは敵わない相手に大きく先着し、本来の迫力ある走りを取り戻した印象のフォゲッタブルが不気味。安定感のあるメイショウベルーガ、流れが向いた際のスマートギアを抑えに。
【馬連】流し(9)軸(2)(6)(8)(11)
【3連単】フォーメーション(9)→(2)(6)(8)(11)→(2)(6)(8)(11)
◆東京11R 毎日王冠
◎シルポート
○ペルーサ
▲アドマイヤメジャー
△ショウワモダン
△スマイルジャック
休み明けを一度叩いて思惑どおりに上昇中のシルポート。今春、充実した走りを見せていたころの調子には届かないものの、素軽さのでてきた秋2走目、周知のとおりハナに行けば力を発揮するタイプだけに、直線の長い東京コースとはいえ開幕週の馬場は魅力。しかも8戦7連対と得意にする1800メートル戦。春にはショウワモダンやセイウンワンダーと接戦している力量はここでも上位評価できるし、馬券的な妙味もあり軸馬に推す。相手には、古馬との対戦が初めてとなるが、3歳馬ペルーサを狙いたい。利口なタイプの馬なので、レースの流れの変化にも無難に対応できるはず。他では、朝日CCを叩いて良化中のアドマイヤメジャー、仕上がり微妙もG1馬の風格がでてきたショウワモダン、地味な印象ながらも人気馬の足元をすくうだけの力量を持つスマイルジャックあたりに注目したい。
【馬連】流し(2)軸(5)(7)(9)(10)
【3連単】2頭軸マルチ(2)(7)軸(5)(9)(10)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。