前走のヴィクトリアマイルは中団で折り合うと、直線はギリギリまで追い出しを我慢。ゴーサインとともに外からすごい脚で伸びかけましたが、わずかに及びませんでした。しかし、先行有利の流れでしたし、勝ち馬を上回るメンバー最速の上がり3F33秒2をマークして0秒1差2着まで詰め寄りました。さすがダービー馬です。
しかも、当時はドバイ遠征後のGI戦。帰厩して日も浅く、馬体は478kgと過去最小の体重でした。それでも、一応の結果を残したあたりには成長の跡が感じられます。海外に行って強敵牡馬にもまれ、ひと回り大人の女になったみたい。
今回は馬体が回復しているようですし、調整も至って順調。反動もなさそうで、上積みが期待できそうです。実際、直前は栗東坂路を軽快なフットワークで駆け抜け、好調ぶりをアピールしています。
マイル戦もドンと来いです。ダービー馬としてのインパクトが強いウオッカですが、実績的に芝1600mは阪神JF勝ちを含めて6戦4勝、2着2回のオール連対。むしろ、身上の切れ味を発揮するには、このぐらいの距離の方が合うように思います。
東京では絶対に負けられません。525mの長い直線を岩田騎手の怒とうの追い込みで突き抜けます!