今週の東京デビューの注目馬は、11月3日(土)第6R芝1400m戦でデビュー予定のアルピナブルー。馬名の由来は「アメリカの北ミシガンの町名+ブルー」。牝、鹿毛、2010年3月18日生。美浦・斉藤誠厩舎。父フジキセキ、母ヒシシルバーメイド、母父Silver Deputy。生産は千歳市・社台ファーム、馬主はHimRock Racing。2011年セレクトセール1歳市場で2362万円で落札され、祖母は1994年エリザベス女王杯(GI)でチョウカイキャロルとの激戦を制した女傑・ヒシアマゾン。兄姉は全5頭とも勝利を挙げており、1番仔のニードルポイントはダートで全4勝を挙げ、1600万以下条件クラスまでいき、5番仔のアミカブルナンバー(父ダイワメジャー)は、芝で2勝を挙げており、先日1000万以下条件クラスで3着に入った実力の持ち主。本馬は全兄のニードルポイントとシルエットが似ており、どちらかというと芝よりダートの方がベターではあるが、芝でも対応できそうな印象。調教では良い動きを見せており、初戦から走れそうだ。なお、鞍上には内田博幸騎手を予定している。
京都デビューの注目馬は、11月4日(日)第6R芝1400m戦でデビュー予定のエールブリーズ。馬名の由来は「アイルランドのそよ風、浜風」。牡、青鹿毛、2010年1月31日生。栗東・鮫島一歩厩舎。父フジキセキ、母アイリッシュカーリ、母父Caerleon。生産は白老町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主は社台レースホース。クラブ法人・社台サラブレッドクラブの募集馬で総額2400万円。兄姉はデビューした全7頭全てが勝利を挙げており、その内4頭は2勝以上挙げている。なかでも2番仔は、全4勝を挙げ2009年高松宮記念(GI)でローレルゲレイロの3着があるソルジャーズソング(サンデーサイレンス)。本馬は筋肉量が豊富で、キレというよりもパワータイプ。胴がやや詰まっており、筋肉の付き方や頸の感じからマイルくらいがベストと思われる。なお、鞍上には川田将雅騎手を予定している。
今週はフジキセキ産駒に注目。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。