藍里は女優デビューについて感想を問われると、「初ドラマに挑戦させていただいたんですけども、今回のは有村藍里自分役としての出演。自分を演じるというのもあって、難しかったです。わたしらしさもありつつ、演じた部分もありつつという感じ。全力でぶつかりました」と嬉しそうな表情。
撮影期間は全部で一週間ほどだったといい、「福島に行ったんですけど、自然が一杯で空気もおいしくてとても素敵なところでした」と振り返り、「共演者の方はみんな素晴らしい役者の方ばかり。わたしなんかが一緒に演技をするのは申し訳ないなと思って、恐縮してしまってあんまりお話をすることもできなかったんですけど、そんな先輩方の後ろで演技を見せてもらってすごく勉強になりました」としみじみ。
「現場は初めてでどんなふうにすすめるのか、システムもわからなかった」と戸惑いがあったというが、事前に妹に相談したといい、「(妹からは)リハーサルの時は台本とか覚えていった方がいいよって教えてもらったり、だいぶアドバイスをもらいました」とにっこり。
これまでは妹への忖度もあって、演技の場よりバラエティの場での活躍を意図的に選んでいたことも明かし、「妹に関係なく、わたしなんかがテレビに出ていてもいいのかとか、余計な気持ちが出てしまって、新しいことに挑戦するにもなかなか前に一歩進めなかった。去年改名したことをきっかけに、今後も道を広げられたらいいなって」と今後の女優業に前向き。
「自分は人見知り。自分の出し方がよくわからなくて、人と接することが恐い部分もあったんですけど、女優業は違う役柄を通して、いろんな自分を見つけていけるんじゃないかって思っています」と期待を口にしていた。
(取材・文:名鹿祥史)