春はソエが痛かった上に、ダービーに出走させるため、かなり無理使いした経緯がある。1月の中山でデビューし、6戦目がダービーというローテーションは、馬にも相当ダメージがあったに違いない。それでいて、<3111>と確固たる戦績を残したあたり、ポテンシャルの高さを証明して余りある。
もちろん、夏の間にたくましく成長を遂げ、春とは別馬の如きだ。「課題?うちの厩舎はセントライト記念と相性が悪い(2着3回)ことかな」と佐々木助手は余裕しゃくしゃく。柴田善騎手も最終追い切りで確かな手応えをつかみ、自信を深めていた。ベストパフォーマンスが期待できる。
強敵はロックドゥカンブ。2強に迫る惑星はシグナリオ。競り合いに持ち込めれば一発がある。