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【週刊テレビ時評】連続ドラマ最終回で他の追随許さなかった「相棒10」 「クイズ☆タレント名鑑〜ガチ相撲」は惨敗

 番組改編期とあって、先週は連続ドラマの多くが最終回を迎えた。

 そのなかで、やはり他の追随を許さなかったのがテレビ朝日の人気シリーズ「相棒10」(水曜午後9時〜/水谷豊主演)。10作目となった今シーズン(11年10月19日〜)のファイナル(3月21日放送)は、2時間9分(午後8時〜10時9分)のスペシャル版で、平均視聴率(関東地区)は20.5%と大台超え。全19回の平均は16.6%だった。

 この数字はここ最近では低調。シーズン9(10年10月20日〜11年3月9日)=平均20.4%、シーズン8(09年10月14日〜10年3月10日)=平均17.7%、シーズン7(08年10月22日〜09年3月18日)=平均18.1%を下回った。及川光博が卒業し、次期シーズン11で、どう巻き返すか注目だ。

 他の連続ドラマ最終回ではフジテレビ「ラッキーセブン」(月曜午後9時〜/松本潤主演)=16.9%(全10回平均15.5%)、フジテレビ「ストロベリーナイト」(火曜午後9時〜/竹内結子主演)=15.9%(全11回平均15.3%)が健闘。

 フジテレビ「ハングリー!」(火曜午後10時〜/向井理主演)=14.3%(全11回平均12.7%)、フジテレビ「木曜劇場〜最後から二番目の恋」(木曜午後10時〜/小泉今日子主演)=13.7%(全11回平均12.4%)はまずまず。

 TBS「金曜ドラマ〜恋愛ニート・忘れた恋のはじめ方」(金曜午後10時〜/仲間由紀恵主演)=8.8%(全10回平均9.1%)、TBS「ステップファザー・ステップ」(月曜午後8時〜/上川隆也主演)=6.8%(全11回平均7.8%)は厳しい数字となった。

 一方、バラエティではTBS「クイズ☆タレント名鑑」(日曜午後7時57分〜/進行=ロンドンブーツ・田村淳)が、25日の放送で最終回となり、同番組の人気企画「史上最大ガチ相撲SP」(第3回)が2時間枠でオンエアされた。

 芸能人枠を決める予選トーナメントではバラエティタレントのボビー・オロゴンが、チャック・ウイルソン、ビリー・ブランクス、あかつを破って優勝。

 決勝トーナメントにはボビーの他、ボブ・サップ(格闘家)、“平成の借金王”安田忠夫(元力士=小結、元プロレスラー)、所英男(総合格闘家)、HIRO(芸人、元力士=序二段)、鈴川真一(プロレスラー、元力士=前頭9枚目)、エメリヤーエンコ・ヒョードル(総合格闘家)、ビッグバン・ベイダー(プロレスラー)が出場。

 決勝にはヒョードル、ベイダーを破った鈴川と、サップ、所を下した安田が進出し、くしくも“本職”同士の対戦となった。現役時代の番付では安田がはるかに上だが、やはりブランクと若さの差はいかんともしがたく、鈴川が圧勝。鈴川は元横綱で第1回優勝の曙(プロレスラー)との対戦を熱望した。

 番組の最後には淳が「『タレント名鑑』がなくなっても、『ガチ相撲』は続けさせてもらえないでしょうか?」と叫んだが、同番組の視聴率は7.4%と惨敗。一部のスポーツ好きの視聴者には熱い支持を得ている「ガチ相撲」。「クイズ☆タレント名鑑」という低視聴率番組の企画として組み込まれたために、割を食った感がある。次回放送があるとしたら、「クイズ☆タレント名鑑」の看板をはずして、「ガチ相撲SP」という単発のスペシャル番組として放送した方が率も取れると思うのだが…。
(坂本太郎)

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