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【週刊テレビ時評】大河ドラマ「八重の桜」は視聴率持ち直す

 前週、人気者の浅田真央が出場した「四大陸フィギュアスケート選手権2013〜女子フリー」(フジテレビ系列)の影響を受けて、視聴率を落としたNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)が持ち直した。

 同ドラマは初回(1月6日)21.4%(視聴率は以下、すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と上々のスタート。第2話(同13日)から第5話(2月3日)までは18%台をキープしていたが、前週の第6話(同10日)は15.3%と一気に数字を落としていた。

 第7話(同17日)は17.5%と、前週から2.2ポイント上昇した。ライバル番組の日本テレビ系列「世界の果てまでイッテQ!」(日曜日午後7時58分〜8時54分)は16.2%で、前週(10日)の15.0%から1.2ポイント上げ、根強い人気を示した。

 持ち直したとはいえ、「八重の桜」も初回に比べれば、3.9ポイントのダウン。今のところ、大河史上最低視聴率となった前作の「平清盛」よりはマシだが、近年の大河ドラマに比べれば、低水準で油断は禁物だ。

 また、民放の連続ドラマのなかで、初回(1月13日)17.0%と幸先いいスタートを切り、第2話(同20日)、第3話(同27日)と16%台を維持していたTBS日曜劇場「とんび」(内野聖陽主演/日曜日午後9時〜)。第4話(2月3日)で12%台に落ちたが、第6話(同17日)も12.6%と3週連続で12%台。女子フィギュアが午後9時30分まで放送された前週と違い、今週は強力な裏番組があったわけではなく、フジテレビ系列ドラマチックサンデー「dinner」(江口洋介主演/日曜日午後9時〜)は、8.6%と低調。日本テレビ系列「行列のできる法律相談所」(午後9時〜)は13.5%で、特別高かったわけではなかった。それを考慮すると、「とんび」の再浮上はむずかしそうな気配となってきた。

 その他、バラエティ番組では「イッテQ」の他、17日日曜日の日本テレビ系列「ザ!鉄腕!DASH!!」(日曜日午後7時〜7時58分)が16.7%、北斗晶&佐々木健介夫妻らをゲストに招いた15日金曜日のTBS系列「ぴったんこカン・カン」(午後7時56分〜8時54分)が16.6%で高視聴率をマークした。
(坂本太郎)

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