初回(1月6日)では視聴率(以下すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)21.4%と、08年の「篤姫」(宮崎あおい主演)の初回20.3%を上回る上々のスタートを切った同ドラマだが、第2話(13日)は18.8%と2.6ポイントも下落した。
大河ドラマ史上最低の平均視聴率(12.0%)を記録した前作「平清盛」(松山ケンイチ主演)でさえ、第2話では17.8%をマークした。この数字はそれと大差なく、今後の視聴率降下が不安視される。
先週は冬ドラマも続々スタート。トップの数字を獲ったのは、意外にもTBS日曜劇場「とんび」(内野聖陽主演/日曜日午後9時〜)だった。初回(13日)は54分拡大版となったが、17.0%の高視聴率を記録。
ここ最近の同枠では「ATARU」(12年4月期=中居正広主演)初回の19.9%、「南極大陸」(11年10月期=木村拓哉主演)初回の22.2%、「JIN-仁-完結編」(11年4月期=大沢たかお主演)初回の23.7%には及ばなかったが、「JIN-仁-」(09年10月期=大沢たかお主演)初回の16.5%を超えた。
内野は脇役が多く、主役としてはインパクトに欠けるが、内野の妻役に民放の連続ドラマでは11年ぶりの登場となった常盤貴子が登場。その好アシストがあったことも見逃せないようだ。
他のドラマでは、初回では15%を超えることが多かったテレビ朝日系列「科捜研の女」第12シリーズ(沢口靖子主演/木曜日午後8時〜)の初回2時間スペシャル(10日)は、12.2%と極めて低調だった。
フジテレビ系列「最高の離婚」(瑛太主演/木曜日午後10時〜)初回15分拡大版(10日)は13.5%。フジテレビ系列「サキ」(仲間由紀恵主演/火曜日午後10時〜)初回15分拡大版(8日)は11.4%。フジテレビ系列ドラマチックサンデー「dinner」(江口洋介主演/日曜日午後9時〜)初回15分拡大版(13日)は、「とんび」に惨敗し8.8%と1ケタ台だった。
また、テレビ朝日系列「信長のシェフ」(玉森裕太主演/金曜日午後11時15分〜)初回(11日)は、深夜帯ながら11.6%と健闘した。
その他、バラエティでは日本テレビ系列「ぐるナイゴチ14新メンバー発表SP」(10日木曜日午後7時〜8時54分)=22.3%、TBS系列「中居正広のキンスマスペシャル(11日金曜日午後9時〜10時48分)=19.6%、日本テレビ系列「ザ!世界仰天ニュース 年またぎ年末年始2連発!美と闘う!大変身ビューティー祭り」(9日午後7時〜10時48分)=17.0%と高視聴率番組が続出。
それに続いたのが、日本テレビ系列「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!笑」(8日午後7時〜8時54分)=16.7%、テレビ朝日系列「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学3時間スペシャル」(8日午後7時〜9時48分)=16.0%、日本テレビ系列「ダウンタンDXDX 高岡蒼佑初登場!超豪華スター私生活暴露スペシャル」(10日木曜日午後9時〜10時48分)=15.1%で、バラエティのヒットウイークとなった。
(坂本太郎)