先週のマーメイドSはなんだったんでしょうね。長年競馬に携わっていますと、少しのことでは驚かない私も驚きました。優勝したトーホウシャインです。それもブービー人気馬の単勝の倍以上のオッズ。離れたシンガリ人気なのです。
それも道理で3走前が牝馬同士の1000万で14着、前走が牝馬相手の1000万で9着。それがオークス2着のベッラレイアを一蹴。重馬場が明暗を分けたとしても幻想を見ている感覚。どこをつついても勝ちそうにない馬が勝つこともあるのが競馬なのでしょうか。
さて、あすの福島メーンは「安達太良S」。人気の中心は長休明けを(1)(2)着のシルクウィザード。さすがに1600万では役者が一枚上。ただ、今回はイアオニードルにダノンビクトリー、マルカシリウスと、主導権を取りたい馬が顔をそろえ、展開は一段と厳しくなりそうです。
で、狙いは休養明けを叩いたサンライズボンバー。休養前の小倉1000万の湯布院特別を独走。当時出遅れるミスがあって、かつ次元の違う横綱相撲。考えてみれば、これまでダートは<3321>。うち右回りは<2320>と着外なし。加えてダ1700mが<2121>。これも抜群のレベル。前走は出遅れたことと、休養明けで重め残り。参考外の一戦です。1度使われて、今回は中3週での登板。このパターンでは2戦2勝と、最高の臨戦過程。鞍上にリーディング2位、そして福島の鬼的存在の中舘騎手とのコンビ。強気に勝負と出ます。