「政界渡り鳥と呼ばれた彼女は現在、石破派だが、抱える疑惑は数知れず。過去には、政党支部の収支報告書の支出と収入が完全に一致。繰越金がゼロの年が3〜4年続いていた。また、執務の大半を議員会館で行っているのに、光熱費と事務所費で数千万円を計上した年もあった。さらには、'10年に東京・練馬の一等地に推定1億2000万円もする豪邸を建設。カネの出所が疑問視されたことがあり、こうした醜聞が蒸し返される可能性も秘めているのです」(政治部記者)
一方、党三役入りの可能性もある小渕優子元少子化担当相も、“大きな爆弾”を抱えているという。
「危惧されているのは、中国との関係です。'99年から小渕恵三元首相が莫大な基金を投じて中国への植林事業を行い、優子氏がこれを引き継いでいるが、今では中国政府が親中議員の筆頭に挙げているほどなのです。しかも、事業を通じて中国側の思惑が寄せられているとの噂がある。資金が中国腐敗官僚の懐に入っている、との指摘があるのです」(自民党議員)
実際、少子化担当相起用当時には、小渕氏の親類が外国人研修生の受け入れ団体理事長という立場を利用して、中国人実習生らの賃金をピンハネしていたことが発覚したこともある。また、日本の中国大使館が最近、頻繁に小渕氏をさまざまな会合に招待し続けていることにも、マスコミの目が光り続けているのだ。
さらに、当選2期目の元テレビ朝日アナの丸川珠代、当選1期目の三原じゅん子両参院議員も入閣候補組だが、彼女たちにも芳しくない情報が流布している。
「丸川の旦那の大塚拓衆院議員は靴屋の御曹司で、2人で年収6000万円を稼いでいる以外、これといった働きをしていない。また、かつてフライデー記者暴行事件で逮捕された三原じゅん子は、『なんであの小娘が入閣なのか!』と各派閥の怒りを買っている。唯一の微笑ましい話題は入閣を固辞したママドル・菊池桃子だが、彼女は今や短大の客員教授もこなす才媛。NPO『キャリア推進ネットワーク』の理事としても活躍しており、森まさこ女性活力・子育て支援相からも高い評価を得ています」(前出・政治部記者)
閣僚候補の「身体検査」の甘さは、安倍政権の自爆につながる。