◎アロマティコ
短期放牧明けで臨んだ巴賞で、格が違うと言わんばかりの勝ちっぷりで快勝したアロマティコを狙う。強い馬は他にもいるが、初めての洋芝で抜群の適性を示したことは、他馬との比較から大きなアドバンテージになるとみる。牝馬同士のGIでも戴冠へあと一歩の競馬をしてきた実力は、このメンバーでも互角。先行有利の馬場は懸念材料ではあるが、決め手勝負の展開になればチャンスは広がる。配当面の妙味も魅力だ。
昨年暮れの愛知杯から牝馬限定のGIIIを3連続2着、GIヴィクトリアマイルでも0.1差5着に好走したキャトルフィーユも目を離せない存在。5歳を迎えて完成の域に到達している感があり、ここも大きく崩れることはないだろう。アロマと違い、前で器用に立ち回れる脚質が強み。
池添騎手に乗り替わるスマートレイアーも一息入ったが気配は絶好。ベストの1800mで巻き返しに虎視眈々。この3頭の三つ巴と予想するが、3連勝中のオツウと斤量有利な3歳馬マーブルカテドラルを連下に加えたい。
馬連 (8)→(2)(5)(6)(14)
3連単 (8)→(2)(6)→(2)(5)(6)(14)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。